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ジャカルタへ来た理由の一つがこれです。日本の中古の電車に乗ること。
かつてJRや東京メトロ、東急などで活躍した電車が引退後スクラップになることなく、ジャカルタで活躍していると聞き乗ってみることにしました。
旅の始まりは、ジャカルタコタ駅です。ここが始発駅になります。
さすがに始発駅らしく上野駅みたいな趣があります。
このようなカードをデポジットとして10,000ルピアを払い、運賃分を購入(記録)していきます。
地元の人でもこれを買うために窓口へ行列していますが、自動販売機で処理したほうが賢明でしょう。
そして、目に入ったのがJRの205系電車と東京メトロの05系電車です。
埼京線と東西線で活躍していた電車です。
東ハエ(JR東日本川越電車区の略)の表記が残る6扉のサハ204です。6扉といえば中央総武緩行線に残っているだけなので、東京の通勤事情も変わりつつあるのかも。
車内はJR時代のままでした。
ボゴール行は、東京メトロの6000系電車でした。千代田線の車両ですが、これよりも古い編成がまだ現役で活躍しています。そういうこともあり、なつかしさというより東京の電車が何でここに?という感じで接してます。
こちらも車内は、東京メトロ時代のままでした。
ちなみにドアが開閉する際の「ピンポン」音はそのまま使われています。
反面、デジタルサイネージ類は一切止められているので、行先すらわかりません。
行先の確認には以前から推奨している地名絶叫方式!が有効でした。
なぜかメトロではなく営団のマークの扇風機です。
自社でこんな立派な電車を発注しているにも関わらず、日本の中古車がメインを大量導入するということは、よほど日本の中古車がコストパフォーマンスが良いということなののでしょう。
飛んでボゴールです。ジャカルタコタから50キロくらいの距離ですが、運賃は100円くらいです。
まだ現役で東京で活躍中の電車たちなので、なつかしさもレア感もありませんが、こういうポジションから電車を眺められるのは、インドネシアならでしょうか。
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ちょっとブログサボり気味です。。。。
週末は講演や出張などがなく、のんびりしたいところでしたが、今週後半から日本美容外科学会が開催されるため、その講演準備や来月の日本形成外科学会基礎学術集会シンポジウム、日本抗加齢美容医療学会(MBF)での講演のプレゼン作成等でバタバタしてしまいました。そろそろ仕事のないリフレッシュできる日を増やさなければいけないお年頃ですが、業界への貢献が少しでもできればと思い、お仕事に励んでいます。
さて、今朝の朝日新聞で,業者の逮捕が報じられました(詳細は)。
厚生労働省が承認していない海外製の医療機器を販売、リースしていた,消耗品の部品もリユースできるようにしていたとのことです。実際に健康被害も出ているようです。
医療機器は厚生労働省の管理下に置かれており、通常は承認と言って、様々な臨床テストをおこない,安全データを蓄積提出してやっと認可が下ります。これにかかる莫大な時間、高額な費用は美容医療にとって大きなネックです。通常の医療と異なりアップデートが激しく、また市場規模が極端に小さいため、現在の規制下では許認可を得ることが非現実的で、世界標準にほど遠い状況になってしまいます。
これを解消するために医師の個人輸入が認められています。美容だけではなくいわゆるマイナーな領域、患者数の少ないもので医療行為として必要であれば、都度医師側が国にお伺いを立てて輸入するのです。機械だけではなく薬品も同じです。我々の分野ですと、数年前まではボトックス、ヒアルロン酸も未承認で、輸入のたびに書類を国に提出していました。
ただ、業者さんの努力もあり、ヒアルロン酸やボトックスは承認されました(莫大な費用の元はなかなか取れないようです)。そしてレーザー脱毛(正式には減毛)の機器も承認が取れました。
今後は少し市場規模の大きな分野なら美容医療でも承認されていくことになるでしょう。もちろんマイナーな分野では業者さんも機械が売れるかどうか賭けみたいになりますので、医師個人輸入も上手く併用しながら我々医師は治療にあたることになるでしょう。
今回の件は、そのような制度の面倒さ、高額な医療機器の仕組みに風穴を開けようと、輸入車販売で実績を上げた会社が経営多角化の一つとして手を出した末の逮捕です。
医療機器は高額で、消耗品の再使用は安全管理上も許されません。確かに我々医師側からも少し高いなと思うことはありますが、やはり患者の安全性を考えると、再使用するべきではありません。ビジネスでもあり医療でもあるからです。
自動車ビジネスと同じ訳にはいきません。医療に関わる法律というものの重さを知らないがために起こった事件です。
そして実は、日本の美容医療機器の価格は諸外国と比較して非常に安いのです。業者が派手に宣伝できないぶん経費がかからないということもありますが、安いです。ピコ秒レーザーなんて半額(逆に薬剤は高いようです)。
海外で講演すると、私なんてスモークたかれて登場!という演出受けたことあります。芸能人も来場します。たぶん化粧品ビジネスと同じ感覚なんでしょう。それがグローバルには普通なのです。美容ですから。そのぶん機器価格に上乗せされます。
「医療」の枠が厳しいのが日本であり、良い部分もありますが旧態依然とした部分もあります。
業者(輸入代行)さんは案外真面目に安く提供してくれています。それを高いと感じてレンタルサービスなんて考えたのは、法を無視すれば分かりますが、個人輸入ではなくなります。そして未承認機は医師側が処分する時でさえも国内では転売は不可です。海外での中古品を個人輸入するなら、たぶん大丈夫かと。
じゃあ、高額にして、そのかわり全製品承認を取れ!なんて声も上がりそうですが、それをすると、たぶん諸外国の倍以上の価格になりそうですし、業者の倒産が相次ぎます。
美容医療の分野は、内科や外科などと比較するとあまりに市場規模が小さいです。しかし、承認にかかる費用が高い、かつ世界でも稀なほど手続が煩雑なのが現状です。承認手続は、安全と言えば聞こえは良いですが、小さな分野にとっては不可能とも言えるほど厳しいです。
これを改善しない限りは、美容医療分野に疎い企業の参入はまたあるでしょう。複雑な法規制に目を背ければ,ビジネスチャンスが沢山あるように見えるのですから。
この手の問題、根本では果たして誰が悪いのか、いつも色々思います。
でもまあ、私のような一開業医の意見なんて誰も聞いてくれませんので,ブログでぼやくだけです。
*TV等の取材お問い合わせが相次いでおりますが、予約が一杯であること、学会の準備等もあり、本日は全くお時間が取れません。本日は対応できませんので、ご了承ください。
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